こんにちは、編集チームのH.S.です。
新型コロナウイルスの影響で外出が控えられた中国春節期間中、動画視聴とオンラインショッピングへのニーズが高まりました。
iResearchが発表したレポートによると、特にショート動画系アプリはアクティブユーザーやユーザーのエンゲージメントが増加し、アプリの利用時間が長くなった傾向が見られました。詳しくは以下よりご紹介します。
目次
(1)新型コロナウイルス流行期間中、動画プラットフォームは大人気となりアクティブユーザーが増加(2)よく視聴される動画カテゴリーは?
(3)中国の長尺・短尺動画共有サービストレンド
(4)中国正月映画『囧妈』(ジョン マー)がDouyin(ドイン/中国版TikTok)にて独占無料放映!三日間で6億回視聴、累計1.8億人視聴!
(5)ライブ配信プラットフォームの新規登録ユーザーもエンゲージメントも増加
(6)コロナ終息後も見込まれる、継続利用
(1)新型コロナウイルス流行期間中、動画プラットフォームは大人気となりアクティブユーザーが増加
新型コロナウイルスの影響で、在宅時間が長くなったため、動画コンテンツへの需要が高まりました。
iResearchが発表したレポートによると、動画系アプリの1日当たりの端末接続数は2019年と同じ春節期間と比較して上がった傾向がありました。(2019年春節期間は1日平均6.9億台に対し、2020年春節期間1日平均7.7億台と記録。)
またDouyin(ドイン/中国版TikTok)TOP100クリエーターは、新型コロナウイルスの影響により増加した視聴ユーザー、動画コンテンツのニーズを受け、2020年1月14日~2020年2月7日の1日当たりの全体平均投稿数は200以上にまで増加しました。
(2)よく視聴される動画カテゴリーは?
ドラマやUGC(ユーザー生成コンテンツ)の短尺動画がメインに視聴され、その他バラエティー番組や新型コロナウイルスに関する動画が視聴されています。
(3)中国の長尺・短尺動画共有サービストレンド
長尺動画コンテンツは、iQIYI(アイチイ)、BiliBili(ビリビリ)、Youku(ヨウクウ)、Tencent(テンセント)ビデオが、短尺動画コンテンツは、Douyin(ドイン/中国版TikTok)、 Kuaishou(クォアシュー)がよく利用されています。
新型コロナウイルス流行により、長尺・短尺コンテンツとともに、プラットフォームへ流入してきたトラフィックや課金型会員も大幅に増加したと考えられています。
(4)中国正月映画『囧妈』(ジョン マー)がDouyin(ドイン/中国版TikTok)にて独占無料放映!三日間で6億回視聴、累計1.8億人視聴!
新型コロナウイルスの影響により映画館で映画を鑑賞することはできなくなってしまったことから、2020年春節期間中、バイトダンス株式会社は中国正月映画『囧妈』(ジョン マー)の放映権を買い切り、その傘下にあるDouyin(ドイン/中国版TikTok)、Xigua(スイカビデオ)を通して無料放送実施しました。三日間で6億回視聴、累計1.8億人が視聴され、大成功に収まったとのこと。
(5)ライブ配信プラットフォームの新規登録ユーザーもエンゲージメントも増加
ライブ配信プラットフォームへ新規ユーザーの流入も、ユーザーからのエンゲージメント(弾幕コメント送信者数も送信数も)も増加されました。
(6)コロナ終息後も見込まれる、継続利用
現在利用しているユーザーに伺ったところ、コロナ終息した後でも80%以上のユーザーは継続的に利用することが分かりました。ライブ配信の一番の魅力は、配信者と交流できる点。今後も動画やライブ配信プラットフォームに目が離せません。
<参照先:https://www.iresearch.com.cn/Detail/report?id=3531&isfree=0>
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