【動画ソリューション】自社サイトに新たなユーザー体験を創出できる Firework とショート動画の制作 Tips を大公開

こんにちは! DAC グローバルチームの N.S. です。
突然ですが、みなさんはショート動画の視聴にどれくらいの時間を費やしていますか?インスタグラムや、YouTube、TikTok などで日々画面を上下にスワイプしている方も多いのではないでしょうか。Googleの発表では、YouTube Shorts の視聴回数は全世界で1日300億回を超えており、広告も近々リリースされるとのことです。
近年動画コンテンツ、ライブ配信などのメインフォーマットがモバイルへ移行していると言われている中で、TikTok や YouTubeでの動画マーケティングを検討、実施されている企業が年々増えてきています。ショート動画とライブ配信機能の両方を備えており、今後の企業マーケティングにおいて重要なキーとなるツールを提供しているのが Fireworkです。 本記事では DAC のパートナーシップ企業である Loop Now Technologies が提供する Fireworkのご紹介と、ショート動画やライブ配信における制作Tipsをご紹介いたします。

目次
(1)ショート動画とライブ配信の市場について
(2)Firework について
(3)ショート動画における制作Tips
(4)ライブ配信の企画 Tips
(5)おわりに

(1)ショート動画とライブ配信の市場について

■動画コンテンツはモバイルのメインフォーマット
朝起きてソーシャルメディアをチェックし、通勤時間には YouTube の動画を見る。すきま時間にはサクッとショート動画を見て、食事の時間にはレシピの動画を見て料理を作る。就寝前にはお気に入りのインフルエンサーのライブを見ながら新作商品の紹介を見たり質問への回答を見たり。このようなライフスタイルは一つの例ですが、最近よくあるケースではないでしょうか。
実際にショート動画に参入する媒体やプラットフォームが増えており、視聴数は上昇傾向にあります。

下記はショート動画の主要プラットフォームのサービス開始時期と月間アクティブユーザー(MAU)です。
TikTok:2017年9月開始。MAUは950万人
Instagram Reel:2020年8月開始。MAU3,300万人
YouTube Shorts:2020年9月開始。MAU6,500万人
下記のグラフにもあるように、日本国内でデジタル動画の視聴数は2022年で61%。今後も徐々に上昇していくことが予測されています。

ライブ配信においても、5G の普及やコロナ禍によるおうち時間の増加のため、近年急激に需要が高まっています。また、ライブコマースを定期的に実施する企業も増えてきています。
現状、Instagram、YouTube、TikTok などの主要ソーシャルメディアコンテンツの7割がショート動画であるにも関わらず、オープンウェブの世界、自社媒体では動画コンテンツはほとんど見られません。しかし、Firework を活用することによって、自社サイトの中に動画コンテンツを組み込むことが可能となり、新たなユーザー体験の創出を実現できます。

(2)Firework について

■Firework とは
アメリカのシリコンバレーに本社を構える動画スタートアップ企業であるLoop Now Technologiesが提供する SaaS ツールです。 Firework は、あらゆるウェブサイト(ECサイト・企業サイトなど)に縦型・短尺動画を簡単に搭載することができるウェブストーリーマネジメントプラットフォームです。自社で運営するウェブサイトに Firework の短尺動画を導入することで、ウェブサイト上でエンゲージメントを高め、顧客満足度・購入意欲・LTV の向上を図り、利益率の高いビジネスモデルの構築に寄与できる点が特長です。 DAC は日本国内における戦略事業パートナーとして業務提携を結び、Fireworkを提供しています。
<参照先:https://crossborder.dac.co.jp/news/20210406-2/

■Fireworkのサービス:「ショートビデオ」、「ライブストリーミング」
・ショートビデオ
Instagram、TikTok など多くのユーザーが日常的に利用しているフォーマットの縦型ショート動画を、自社サイト上にノーコードで実装可能です。動画内に CTA ボタンの設置が可能で、商品購入等のコンバージョンを高めるソリューションとして、多くの EC サイトで導入されています。

・ライブストリーミング
自社サイト上でライブコマースを実施できますので、SNS でのライブ配信にくらべて、購入率を向上させる目的で有効です。ライブコンテンツを視聴しながらサイト内や商品情報などを閲覧できる、ユーザーエンゲージメントの高い体験を提供することができます。また各種 SNS への同時配信も対応しています。

■Firework ショートムービーの特長
・編集ツール:動画編集ツール「Firework Studio 」で簡単に縦型の商品動画やスライドショーを作成することができます。
・SNS 連携機能:Instagram や YouTube の動画を縦型動画のフォーマットに自動でインポートできます。
・CTA ボタン/商品カード:動画上に設置できる「もっと見る」などの CTA ボタンや商品カードで CV や回遊率の向上が図ることができます。
・メールアドレス取得:アンケート機能を活用してユーザーのメールアドレスの取得することができます。
・データ分析:動画の視聴数・動画内 CTAボ タンのクリック数などを分析することが可能です。Google Analytics と連携しより詳細分析することも可能です。
・広告マネタイズ:Firework で配信するコンテンツ内に広告枠を設け、広告収益を得ることができます。

(3)ショート動画全般における制作 Tips

■制作にあたって
ショート動画は、サイトの内容、ユーザー層、ユーザーのニーズ、動画の掲載位置、動画の内容やデザイン、登場人物、季節性など複数の要因で、パフォーマンスは変動します。
例えば、就活サイトで履歴書の書き方説明の動画を作ってサイトに埋め込んだとしても、就活解禁時期と、就活の終わり頃の時期に入れるのとではパフォーマンスは大きく変動します。
そのため継続的に動画を制作いただき、企業サイトでの勝ち筋を時間をかけて検証していくことが重要です。

■制作Tips
次に、パフォーマンスを上げるための「Tips」 の一部を、企業が抱える課題別にご紹介します。
①サムネイルクリック率が伸びない場合
主な要因は2つあります。「サムネイル画像」と「動画タイトル」です。
・サムネイル画像
シンプルでわかりやすいものかが重要になります。具体的には人の顔が大きく写っている、フォントは大きくて少ないなどのシンプルでわかりやすいものがパフォーマンスが良い傾向にあります。
サムネイルクリック率があまり高くなかった一つの例は、ポスター画像のようなものをサムネイル画像に設定してしまっているケースです。文字が敷き詰められていたり、フォントが小さすぎると、ユーザーは細かい文字を見るモチベーションが湧かず、他のコンテンツに遷移してしまう可能性が高いです。

・動画タイトル
タイトルは、動画の中身が想像できるシンプルさとキャッチーな言葉が重要です。小さなテクニックで言うと、【】をつけることです。タイトルの頭の部分に最も引きがある言葉を持ってきて【】で強調することで目に入りやすく興味をそそる傾向にあります。
例えば ”人気商品が再入荷しました” よりも ”【数量限定】売り切れ商品が再入荷!” の方が目に入りやすいですし動画を見てみたいモチベーションに繋がりやすい傾向にあります。

②視聴維持率が伸びない
こちらの改善案としては動画の内容にフォーカスする必要があります。動画の内容で重要なポイントとしては「ストーリー性がある」「エンタメ要素がある」の2点です。
・ストーリー性
視聴維持率を伸ばすには最後まで見たくなる要素が必要です。そこでストーリー性を出すことで最後まで見ていただけるモチベーションにつなげる意図があります。具体的には How to 動画のような、料理の作り方や、サイト上の有益コンテンツの使い方など、最後まで見ないと理解できないもの。もしくは Best〇〇 のようなランキング形式の構成で1位が最後まで見ないとわからないような仕組みにすることです。

・エンタメ要素
視聴維持率を伸ばすにはユーザーに楽しんでもらうことが必要です。具体的にはABクイズのような遊び要素があったり、TikTokなどで流行っている企画「全力〇〇」など、見ていてユーザーが笑ったり、リアクションを取りたくなるような要素があることで視聴維持率が高くなる傾向にあります。

(4)ライブ配信における制作 Tips

ライブ配信において、心構えとして持っていただきたいキーワードは「継続」と「コミュニティ形成」です。ライブ配信が流行りであることや、ショッピング機能がついていることから、売上を目先の目標として掲げられることが多いのですが、1回目の配信ですぐに売り上げにつながることはなかなかありません。 ショート動画の項目でも記載した通り、ライブ配信においても継続していくことが最も重要です。継続することによってリピーターが増え、視聴者とのインタラクションが増え、コミュニティが形成されます。視聴者側が、商品に関して質問をしやすい雰囲気づくりをすることで最終的には徐々に売り上げに繋がります。

・視聴時間を伸ばしたい
視聴時間が伸びるとその企業・商品について一層理解を深めることができます。視聴時間を伸ばすキーワードとしては「エンゲージメント」です。ライバーが速いスピードでコメントを読み上げ、ユーザー一人ずつに返事をするライブ配信をご覧になったことはあるでしょうか。コメントを拾ってもらえるとユーザーとしても、配信者とインタラクティブに会話をする体験を感じられ、視聴時間が伸びる傾向があります。そのため、配信側としては積極的にコメントを拾う、コメントを促すアクションをすることで、より視聴者にライブの滞在を推進することができます。

・視聴数を伸ばすテクニック
ライブ配信は生活リズムの中で時間を割いて見てもらう必要があります。そのためにはライブを見たくなる動機が必要です。ライブで新作発表や、限定クーポンの配信、視聴者限定プレゼントなど、限定感のある演出が視聴者のモチベーションになります。

(5)おわりに

いかがでしたでしょうか。今回紹介させていただいたツールやテクニックはほんの一部で、企業によって有益な活用方法はさまざま異なりますので、ぜひ一度DACにご相談いただければと思います。

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