こんにちは。編集チームのS.Kです。日常の中にすっかり溶け込んでいるSNS、サービスの種類も増え、みなさんも用途によって様々なSNSを使い分けているのではないでしょうか。
本記事ではビジネスパーソン向けのSNS、「LinkedIn」をご紹介します。
ビジネスシーンや転職活動などで利用される機会が増えるにつれ、日本でも広告媒体としての活用が増えてきた、注目のSNSです。
目次
1.LinkedInとは
2.なぜLinkedIn広告を活用すべきか
3.配信可能な広告フォーマット
4.DACクロスボーダーチーム実績
5.おわりに
1.LinkedInとは
LinkedInは、2003年に米国でリリースされたビジネス特化型のSNSです。
”Linked”(繋がっている)と”In”(中にある状態)を組み合わせた造語で、正式な読み方は”リンクトイン”と呼びます。(リンクドインと濁らせて読んでいる方も多くいらっしゃいますがご注意ください!)
LinkedInは、北米、欧州で多く利用されており、2021年12月時点で全世界のユーザー数は8.3億人、200以上の国と地域で25の言語で展開されています。
日本のユーザー数は約200万人で、まだ成長中とも言えるLinkedInですが、その歴史は古く、2003年に正式リリースされました。Facebookの開発が2004年(一般向け公開は2006年)、Twitterのサービス開始が2006年なので、SNS業界の中でも古参と言えます。
他のユーザーをフォローしたり、ダイレクトメッセージを送ることができたりなど、基本的な機能はFacebookやTwitterと同じですが、利用シーンをビジネスに限定し、主にビジネス上の相手とつながることを目的としている点が特徴です。
ユーザーは、フォローしている企業などから業界の最新情報を収集したり、仕事上でつながった友達のアクティビティをチェックしたり、転職活動などをLinkedIn上で行うことができます。
企業側は、LinkedIn上に自社の「企業ページ」を開設することができ、そのページ上で最新情報を発信したり、採用活動を行うことができます。
他のSNSが、主に余暇を楽しむために利用されている一方、LinkedInは、学びやキャリアアップのために利用しているユーザーが多く登録しています。
また、ビジネスSNSという性質から、欧米では名刺交換代わりにLinkedInで友達としてつながるといった使われ方も一般的に行われています。
2.なぜLinkedIn広告を活用すべきか?
それではここで、なぜLinkedIn広告を活用すると良いのかを解説していきます。
■質の高いユーザーにアプローチできる
LinkedInはビジネスシーンに特化しているため、ユーザーの大半はビジネス目的の層によって占められており、ビジネス関連情報に関する感度が高いのが特徴です。そのため、ユーザーひとりひとりへのリーチの質がとても高く、BtoBブランディングや、高所得者層をターゲットにした案件にはとてもおすすめのSNSといえます!
■ユーザー情報の正確性が高い
ユーザー情報の正確さは、広告配信を行う上で非常に重要です。
その点、ビジネスSNS であるLinkedInは、仕事上で知り合ったユーザーとつながることが目的であり、名刺交換代わりに友達としてつながるといった使われ方をされることも多くあるため、情報の正確性が重視されています。
実名登録制のLinkedInは、匿名同士でつながることが可能なSNSと違い、キャリアアップのために使われるため、ユーザーは、自身の正確な情報を登録していることも特徴の一つです。信頼のできるコンテンツが多く、安心して投稿できるプラットフォームといえるでしょう。
■他媒体ではできない「所属会社」や「役職」ターゲティングが可能
LinkedInでは、年齢や性別など人口統計学的なデモグラフィックデータにくわえ、「所属会社」や「役職」など、他媒体では保有されない情報も登録されます。LinkedInではそれらのデータを活用し、高い精度でビジネスに特化したターゲティングを行うことができます。
業界単位のターゲティングだけでなく、他媒体では極めて困難な、具体的な所属会社の「社名」によるターゲティングが出来、役職別のターゲティングにおいては、「意思決定層」といったおおまかなセグメントではなく、「入社◯年目以上」、「会社の部長クラス以上」などといった細やかなターゲティングが可能です。
中でもLinkedIn広告独自と言えるのは、「ユーザーが昇進したタイミング」を狙って配信できる機能です。
ユーザーが自身の役職情報を更新したタイミングで、システムが「昇進」あるいは「転職があった」と特定します。
昇進したタイミングで自分へのご褒美をしたいと思うユーザーへ向け、高級ブランド系のクライアント等で、「最近昇進した人」に絞った配信事例も多くなっています。
これらは、LinkedInがビジネス特化型のSNSであり、役職関係の情報を1st パーティデータとして保有しているからこそ実現できるターゲティングと言えるでしょう。
このようにLinkedInは、BtoBのプロモーションはもちろんのこと、購買力の高いユーザーを狙った富裕層向けの商材にとっては活用しない手はない、非常におすすめな媒体となっています!
3.配信可能な広告フォーマット
目的に合った広告フォーマットを選択することも重要です。LinkedInでは以下のようなフォーマットが利用できます。
①シングル画像広告:迫力のあるビジュアルで注目を集めます。
②カルーセル広告:スワイプ可能な一連のストーリーを語ります。
③動画広告:視覚、音、動きでオーディエンスを惹き付けます。
④シングル求人広告:フィードにLinkedIn求人広告を直接表示します。
他にも、メッセージ広告、ダイナミック広告、テキスト広告などが用意されています。
なお、LinkedInのリード獲得フォームは、LinkedIn内でユーザーに情報を直接入力してもらえるため、他Webサイトへの遷移などのアクションが減り、より多くのリード獲得が期待できます。
■リード獲得フォーム
さらに、連携しているオーディエンスネットワークを活用することで、LinkedIn独自のターゲティングを活用しながら外部のサイトへも広く広告配信をすることができます。ビジネスの目的達成に向け、最適な方法でアプローチしていきましょう。
4.DACクロスボーダーチーム実績
DACクロスボーダーチームでは、日々多くの海外向け広告配信のご相談をお受けし、ご要望に沿ったご提案からキャンペーン実施までをサポートしています。
ここではLinkedInの海外配信実績をご紹介します。
★A社事例
業種:電子部品製造
ターゲット:マネージャー以上(業種×職種×職務レベル)
KPI:リード獲得
目的:新規取引先獲得を目標とした、海外のポテンシャル企業に所属する人へのアプローチ
実施結果:
アメリカとドイツをターゲットとし、当初通常のウェブサイト誘導のフォーマットで実施していたところ、更にリード獲得に繋げていきたいという要望から、リード獲得フォームに切り替え。目標比110%を超える、多くのリードを獲得することができました。
★B社事例
業種:行政機関
ターゲット:マネージャー以上(業種×職種×職務レベル)
KPI:ウェブサイト誘導
目的:行政が提供するサービスを海外企業に利用してもらうための認知拡大と、ウェブサイトからの情報収集促進
実施結果:
欧州11ヶ国をターゲットとし、国によりバラつきはあるものの、想定を大きく上回る目標比170%の誘導数を獲得。海外におけるプレゼンス向上に寄与しました。
5.おわりに
ここ数年、コロナ禍においてもLinkedInのユーザー数はグローバル全体で拡大し続けています。
ビジネスパーソンは、よりオンラインでの情報収集やネットワーキングに注目し、リクルーティングも活発になっていることが大きく影響しているのだと考えられます。
DACクロスボーダーチームでは、多数のLinkedIn活用キャンペーンを手がけ、実績を積んでいます。ビジネスパーソンや富裕層向けのキャンペーンをご検討されている方は、ぜひ一度ご相談ください。
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