こんにちは、編集チームのF.W.です。
近年、中国発のショート動画アプリ「TikTok」は日本の若者の間で一気に普及し、インスタグラマーにつづき「ティックトッカー」と呼ばれるインフルエンサーも続々とテレビや雑誌など様々な媒体に取り上げられるようになりました。
次にブレイクしそうな動画プラットフォームが気になりませんか?本記事では、膨大なアクティブユーザー数や幅広いコンテンツを提供している中国の動画アプリについて紹介します。
目次
(1)TikTokからみるショート動画の魅力と影響力
(2)Douyin(ドイン/中国版TikTok)の次に平均月別アクティブユーザが多い「Kuaishou(クォアシュー)」
(3)Weiboに直接シェア可能「Miaopai(ミャオパイ)」
(4)AIでパーソナル化した動画体験「Xigua Video(スイカビデオ)」
(5)WeChatにシェアしやすい「Weishi(ウェイシー)」
(6)おわりに
(1)TikTokからみるショート動画の魅力と影響力
■すき間時間に楽しめる
日本で近年大ブームを巻き起こしたTikTokは、多くの若者を魅了し続けています。「ティックトッカー」と呼ばれるインフルエンサー人気は依然高く、多くのコンテンツが流通しているプラットフォームです。
LINEリサーチが日本全国の高校1年生から3年生までの男女を対象に行ったTikTokの調査によると、約98%の回答者がTikTokを認知しており、約4割の高校生がアプリを利用しています。
TikTokを使う理由として、暇つぶしや動画コンテンツが面白いなど、すき間時間のコンテンツ消費行動につながっていることが伺えます。
<参照先:https://news.mynavi.jp/article/20201215-1593131/>
■トレンドの創造
2020年に大ヒットしたYOASOBIの「夜に駆ける」という曲はデジタルリリースのみでストリーミングと動画再生で1位を獲得しましたが、その人気に火をつけたのはTikTokだと言われています。
また年に1回開催されるTikTokクリエイターイベント「TikTok CREATOR’S LAB.」では流行語大賞も発表し、日本のカルチャーに大きく影響を与えていることが見受けられます。
このようにTikTokをはじめとするショート動画アプリは、動画コンテンツの消費活動を通じて、生活の一部と化し、カルチャーにインパクトを与える力があることがわかります。
■日本のTiktokとDouyin(ドイン/中国版TikTok)との違い
現在、Douyin(ドイン/中国版TikTok)はショート動画だけでなく、EC領域に特化したサービスを展開しています。コロナの影響をきっかけに中国ではライブコマースが急成長し、Douyinは自社のECプラットフォームにも注力しています。最近では「Douyin Pay」という決済システムも開始しており、よりEC事業注力しているようです。
(2)Douyin(ドイン/中国版TikTok)の次に平均月別アクティブユーザが多い「Kuaishou(クォアシュー)」
Douyin(ドイン/中国版TikTok)の次にアクティブユーザーが多いショート動画アプリ「Kuaishou(クォアシュー/グローバル名:Kwai)」は、Tencent(テンセント)傘下のプラットフォームで、2019年にサービスを開始しました。
2020年前半のレポートによると、Kuaishouの月別平均アクティブユーザーは7.76億を記録し、ユーザーは1日あたり平均約85分滞在しています。プラットフォームの特徴として、ユーザは7秒~57秒の動画だけでなく、写真のアップロードやライブストリーミング機能も搭載されています。膨大なユーザー数を獲得しており、現在注目されているショート動画アプリです。
<参照先:https://www.chinainternetwatch.com/statistics/kuaishou-kwai-mau-dau/>
(3)Weiboに直接シェア可能「Miaopai(ミャオパイ)」
「Miaopai(ミャオパイ)」とは、2013年に開始した動画配信プラットフォームで、動画尺は特に限定されていないのが特徴の一つです。またライブストリーミングが可能なため、現在多数の中国タレントやインフルエンサーがファンとのコミュニケーションツールとして利用しています。中国のTwitterとも言われている「Weibo」と連携しているので、他プラットフォームに拡散しやすくなっています。
(4)AIでパーソナル化した動画体験「Xigua Video(スイカビデオ)」
「Xigua Video(スイカビデオ)」はTikTokの運営会社であるByteDance(バイトダンス)の傘下で、2016年にリリースされたショート動画アプリです→動画配信プラットフォーム。
音楽やグルメなど多様なコンテンツを提供しており、独自のAI技術でユーザーに最適なおすすめ動画を出してくれるのが特徴的です。またカテゴリ別から動画を検索もできるため、ユーザーは興味関心に基づいて動画を視聴することができます。
(5)WeChatにシェアしやすい「Weishi(ウェイシー)」
「Weishi(ウェイシー)」は2013年誕生したTencent傘下のショート動画アプリです。WeChat(ウィーチャット)と連携しており、30秒の動画を直接WeChat上のフィードにシェアできるのが特徴的です。2021年には縦型のショートドラマやアニメなどの制作に注力していくなど、今後注目のアプリです!
<参照先:https://finance.sina.com.cn/tech/2020-12-23/doc-iiznezxs8513168.shtml>
(6)おわりに
本記事では、ネクストブレイクしそうな中国の動画アプリをご紹介してきました。今後も中国発のメディアの最新動向をお伝えしていきます!中国のデジタルマーケティングに少しでも興味がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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